北大江地域防災力向上フォーラムの様子
3月17日(金)18:00~20:00、エルおおさかで、北大江地域活動協議会 、北大江連合振興町会と共催の、北大江地域防災力向上フォーラム「マンション・ビル・避難場所での臨機の災害対応/実践講座&ゲーム」を、中央区役所、中央消防署、東警察署の協力で開催しました。
前半は、兵庫県立大学の紅谷昇平先生から、「災害医療と要配慮者対応」というテーマで、大災害時における全国的な傷病者対応の枠組みや避難時の要配慮者対応の留意点など、臨機の際に活かせる活動のヒントをいただきました。
後半のゲームでは、「某マンション」「某ビル」「中央高校避難場所」「大手前高校避難場所」「地域災害対応本部」の5つのグループと「関係機関」に分かれ、それぞれで「安否確認」や「安全点検」などの役割分担をし、役割ごとに出来事カードを引いて、対応を「自力で対処する」「他グループに連絡する」「対処しない」に仕分けし、連絡する出来事については「連絡シート」をつくって、相互に連絡・回答しあいました。他のグループに連絡しても期待した答えは返ってきませんでした。
ゲームの後の各グループからの発表では、対処したくてもできないことが多い現状が認識できたとか、判断できないことをどこに聞けばよいか知りたいなどの意見がありました。
紅谷先生からは、このゲームにより他の場所で起こっていることをイメージしながら災害対応ができるようになるだろうという評価と、出来事対応に気を取られると全体状況を見失いかねないから気をつける必要があるなどのコメントをいただきました。
地域活動協議会、連合振興町会、まちづくり実行委員会では、今回の成果を臨機の災害対応方針づくりと、夏に予定している災害時避難所実習に活かし、地区の防災力をさらに高めていきたいと考えています。
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