7月15日(火)19:15~21:00、北大江連合振興町会・北大江地域活動協議会との共催で「災害時の避難場所開場実習」を実施しました。
大災害時には、自らや家族等の安全確保をしたうえで集まる地域の有志よりも先に、帰宅困難者をはじめとする避難者が避難場所に集まってくると思われます。地域有志はその中で、手分けして地域の災害対応や、2つの高校での臨機の対応を始めることになります。
各高校は、運動場が一時避難場所に指定され、校舎等も含めて災害時避難所に指定されているので、本来はまず運動場に避難し、避難者が自宅で生活できないのを確認して災害時避難所を開ける流れになります。
また、一時避難場所といっても、公園と違い高校の運動場は開校時間内も開校時間外も開いていません。
今回は以下の方針で実習を開始しました。
○発災直後は避難場所を開錠せず、まず集まった地域有志が地域の災害対応の役割分担し活動を開始する
○大手前高校定時制課程開校時は学校担当者が備蓄物資庫から臨機対応物資を搬出し地域有志による準備隊の到着を待つ
○大手前高校を担当する準備隊が指揮し、避難者全員が運動場で役割分担して臨機の避難場所対応の準備を行なう
○臨機の災害対応の準備が出来たら、避難場所と状況に応じて改めて役割分担し運営を開始する
19:15 大手前高校通用口集合、北大江地域活動協議会会長開会宣言、進行役による状況想定の説明の後、地域避難者から大手前高校準備隊リーダーを選びました。この間、高校定時制では担当職員(生徒も参加)が備蓄物資庫から目印のついた臨機対応物資を出し、ブルーシートに
整理しました。
集合した避難者は大手前高校避難場所準備隊のリーダーの指揮のもと、通用門を開錠して全員でグランドに移動し、臨機の対応準備を役割分担し、班ごとのゼッケンをつけました。高校の職員や生徒も役割分担して参加しました。
19:30 以下の6班に分かれ、リーダーから渡されたアクションカードに沿って実習しました。
○本部班:各班への物資の提供と各班からの報告・指示の記録実習
○総務・情報班:区役所職員の指導により、防災行政無線による連絡と情報収集・伝達、特設公衆電話・携帯ラジオ使用の実習
○管理・設営班:屋内避難場所の開錠と点検、ガス式発電機と投光器の設置・点灯
○管理・衛生班:区役所職員の指導により、簡易トイレの使用実習、トイレの管理方法確認
○誘導・救護班:消防署職員の指導により、応急救護や搬送等の備蓄物資点検と活用実習
○
消火班:消防署職員の指導により、可搬式ポンプの設置・運用体験
20:05 一旦集合して、ここまでが臨機対応で必ず必要な活動で、次のステップは避難者がどこに待機するかによって変わってくるということと、再度役割分担する必要があるという説明があり、撤収を開始。
20:15 体育館棟1階小競技場に全員集合し、
区役所職員に指導により、ダンボールベッドとパーティションの組み立ての実習をしました。
20:35 小競技場でふり返りをしました。
○各班から実習内容の報告がありました。
・本部班から班ごと順番に物資を渡したので混乱が少なかったが、事務局準備物品の配置が共有できなかった
・特設公衆電話の接続の際、トーン・パルスの切り替え確認が必要であることがわかった
・一部にコツを知る必要がある鍵がある、また鍵名札を修正したほうが良いものがある
・ガス式発電機の屋内使用禁止を徹底できなかった
・簡易トイレ使用の必要性を知ることができた、学校管理部分のトイレ管理の検討必要
・簡易担架での搬送の基本を知ることができた、長距離搬送には倍の人数が必要
・可搬式ポンプの起動には力とコツが必要、ポンプ庫のポンプが起動できなかった
○関係機関から助言をいただきました。
・実習参加による熱が冷めなうちに自分の備えをしてほしい、周りにも伝えてほしい。
・災害時にはまずトイレの使用禁止を徹底しよう
・消防隊に実習指導をお願いする場合は非常出動の邪魔にならないよう実習計画を作成する必要がある。
・合同実習を通じ、学校、地域関係機関の連携を深めよう。
○高校からも意見をお聞きしました。
・地域住民と学校とが一緒に活動できてよかった。
○兵庫県立大学の紅谷先生から講評をいただきました。
・合同実習による生徒の参加は有意義。生徒が入替るので継続することに効果がある。
・実習は地域の取組みを学校が手伝うという想定だが、逆の場合も考えられるので、合同実施による関係づくりが重要である。
・機器の不具合や活動の不手際など毎年新たな課題の発見やこれに対応する改善が見られ継続の効果が実感できる。
・地域関係の参加者が少なく、スタッフの高齢化も考えると続けることへの不安がある。考え方をガラッと変えてみることも必要。例えば子どものころから防災へのかかわりを増やすなどやり方を考えてみてはどうか
○最後にアンケートをに回答記入いただきました。
参加者は関係機関も含め約90名、アンケート回答は16件でした。
昨年に引き続き高校生が参加し、大きな成果がありました。 同時に実態に近い混乱も見え、 たった今災害が起こったとしてできることや、 考えておくべき課題(たくさんありますが)の共有を進めることができました。
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